西岡良仁選手が語る「家でできるテニス上達法」

こんにちは。
今回は、どうやったらテニスが上達するのかを、プロの選手のYouTubeチャンネルから学んでみたいと思います。

西岡選手は「家でできるテニス上達法」について、コロナ禍真っ只中の2020年5月に説明してくれていますが、その内容が大変参考になりますので、ぜひチェックしてみて下さい。下部にYouTube動画も掲載しています。

西岡選手は次のように語っています。

テニスができない状況で技術的にうまくなる方法はある?

テニスができない状況下で、技術をどうこうとか、うまくなろうとすることは不可能だと思うんです。
うまくなるためには練習は絶対に必要になってくるので、反復練習をして、打ち方を体に覚えさせたりとか、そういう部分はやっぱりどうしても練習をしないと体に身に付いてこないので、どうしても技術って部分は成長できないと思うんですね。
ただ、だったら何をしたら良いのかってなると思うんですけど、僕的にオススメなのは、いろんなことをインプットする時間だと思うんですよ。

インプットして、学ぶことが大切!

こういう時期、こういう状況でも、テニスを少しでも上達したいっていう気持ちはもちろんあると思うので、そういう方は、YouTubeとかでプロの選手の動画が上がったりだとか、WOWOWだったりとかで昔の映像が流れたりとかしているんですよね、なので、そういうプロの人たちの動画を見て、そこから学ぶっていうことが、今とても大事だと思っていて―。
では、何を学ぶのかってことになってくると思うんですけど、打ち方云々も学んでいいと思います。トップ選手のこういう細かい部分をどうしているんだろうとか、そういう部分を見るのはアリだと思います。

僕自身も、トップ選手の練習とか試合の動画を結構見ていて、例えて言うと、フェデラー選手のタイミングの速さとか、すごいリラックスした状態から前に入るタイミングが早かったりとか、ああいうのを僕は記憶に残しておいて、練習中に“フェデラーっぽくやってみよう”みたいな感じでやるんですけど。いろんなことを、他の選手の良い部分っていうのを、頭の中にインプットしているんですね。

結構前なんですけど、「スマッシュ(テニス専門誌)」さんの取材で、「僕はバックハンドが7種類くらいある」っていう風なことを言ったんですけど、それも、本当にいろんな選手のことを見ていて、いろんな選手のモノマネをしていたんですよ、練習の時に。

これって、いろんな選手を知らないとできなくて、もちろん、どう考えたことを自分で体現するか、体の使い方っていう部分なんですけど、それが(マネすることによって)僕の中では養われると思ったんですよ。この選手はこういう打ち方をしているなとか、これはこんな感じで打ちやすいなとか、結構いろいろ持っていて、錦織選手の打ち方だったり、ナダル選手の打ち方みたいなことをいろいろやったりするんですけど。
これをオススメする点としては、その選手を自分なりに体現することによって、打ちやすいコースが分かるんですよ。「あ、この打ち方だとココ打ちやすいな」とか、結構わかってきて、それも一個の面白い部分ではあるんですけど。

トップ選手の打ち方やゲームメイクを学ぼう!

やっぱりこういう時間だからこそ、いろんなことをインプットできるのかなっていう風に思っていて、他人の打ち方以外にも、トップ選手はどういうゲームメイクをしているんだろうっていうのも学べると思うんですよね。僕がジュニアでIMGアカデミーにいた頃、錦織選手に練習してもらった時ももちろんそうなんですけど、外から練習を見ている時に、当時のコーチから、どういう球種を打って、どういうボールを打っている?それは速いのか、遅いのか?低いのか、高いのか?いろんな球種がテニスには混じっていますけど、そういうものを、どうやってトップ選手たちが使い分けているのか、という部分は映像から見れると思うんですよね。

なので今は、そういうものをたくさん見て、自分なりに見解するのもいいですし、僕にコメントをもらえれば、前回の動画で質問コーナーをやったみたいに、今後いろいろ返答もしていきたいと思っているので、ここについてはどう思いますか?とかそういうコメントをもらってもありがたいですし、自分なりに考えてみるっていうこともすごい良いと思いますし、今この時期に、トップ選手たちのことを頭の中にインプットしておくというこtもとても大事なのかなという風に思います。

インプットしたものはアウトプットしてみよう!

(コロナ禍で)練習ができない今、頭の中でいろんなことをイメージしておくという時間にすると、いまみんなテニスしたくてうずうずしていると思うんですよ。部活動が始まっていなかったりだとか、スクールが空いていなかったりとかで、テニスができない人がたくさんだと思うんですけど、今のうちにいろんなことをイメージしておいて、練習が始まったときにいざやってみようってなって、そこでまたいろんなことを試していくっていうのが、僕は良いんじゃないかなと思います。この時期に色んなことをインプットして、コロナが収束してテニスができるようになった時に、自分なりにアウトプットしてみるというもので、今は時間を費やしてみてはどうかなと思います。

以上、西岡良仁選手が教えてくれる「家でできるテニス上達法」についてでした。
日々のイメージトレーニングの参考にしてみましょう!