テニスコーチを経験してるとよく聞かれるのが、
「テニススクールで上級に行くにはどうすればいいですか?」とか
「テニスの上級者ってどのくらいのレベルなの?」と結構聞かれます。
確かにスクールでコーチしてるとあまりお客さんに進級の目安って明確には話さないし、わかりにくい人も多いと思います。
そこで今回は筆者がテニススクールでお客さん進級させる時の判断基準を中心に
テニスの上級者のレベル、テニススクールの上級クラスについてまとめます。
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テニスの上級者とは?
試合で使えるかはさておき
ほぼ全てのショットについて知っている、
試合ができるようになって駆け引きができるようになる、
といったところでしょうか。
テニス上級者の中でもいくつか種類があって
- テニススクールの上級クラスに所属してる上級者
- スクール以外でもバリバリ試合に出てる上級者
この2つは大きく違います。
スクールの上級クラスに所属している、
もしくは上級者以上を対象にした市民大会や草トーナメントなどの試合に出ていろんな人と試合をしてる人は文句なしに上級者です。
緩めに言えばコーチがいなくても試合ができる、
そして勝てるのであれば上級者といっても過言ではありません。
(もちろん出てる試合のレベルにもよります。)
逆にスクール内だけだと上級者といってもかなり幅があると思います。
上級クラスでもクラスによってレベル差はありますし、
技術はあっても試合には強くない上級者もいるので、
テニススクールの上級者は上級クラスに所属している人、
という認識がいいと思います。
実際コーチの判断があって上級クラスに所属しているわけですから、
上級者なのは間違いないですしね。
テニススクールの上級クラスのレベルとは?
テニススクールの上級クラスのレベルは、
テニススクールごとに違いがあるのはもちろん、スクール内の上級クラスごとにも、ものすごいばらつきがあります。
めちゃくちゃレベルが高いクラスもあれば
まったり中級とさほど変わらないクラスもあります。
曜日・時間帯によって参加している人も違いますので、
そのクラスにいる人によってかなりレベルは変わりますね。
(上級クラスのテニスのレベルについては後述します。)
上級クラスに進級するためのポイントは?
スクールによって進級条件に違いはありますが、
参考までに元テニスコーチの筆者の上級への進級判断基準をご紹介します。
(筆者がいたテニススクールでの基準になります)
ストローク
- フォア・バックが安定して打てる
- スピン・スライスが打てる
- ショットの打ち分けと使い分けができる
ストロークはラリーの組み立てができることが求められます。
ただボールを繋げるだけでなく、ラリーの中で得点できるストロークが打てるかがポイント。
ダブルスではストレート、クロスに加えてロブやスライスと組み合わせることができるようになっている必要があります。
ボレー
- ロー・ミドル・ハイボレー・ハーフボレーが打てる
- ダブルスの前衛の動きを理解してる
- ポーチボレーに出るタイミングをわかってる
上級クラスになりたいなら並行陣ができるようになることが必要です。
並行陣ができるようになってれば駆け引きは上級クラスでやる内容なので、
並行陣を覚えることが中級クラスでは求められます。
アプローチから平行陣を組んで展開できればとりあえずOK。
展開してどう組み立てるかは上級でやります。
サーブ
- ダブルフォルトせず安定してサーブが入る
- ファーストとセカンドの使い方がわかる
- フラットサーブとスライスサーブが使える
まずはダブルフォルトをせずにサーブをちゃんと入れるのはもちろん、
ファーストサーブとセカンドサーブの使い方がわかることが大切。
ファーストは攻めるコース、セカンドはミスしないこと。
いずれにせよ力加減は2本とも大きく変えないことが大切です。
ファースト思い切り!セカンドふわーはサーブが苦手な人がすることです。
中級クラスでスライスサーブを教えるスクールも多いので、
フラットとスライスの2種類のサーブを使える人が上級には多いです。
スピンサーブが使える人はあまり多くないです。
上級クラスだからといって試合でも強いとは限らない
スクールの上級クラスはあくまでスクール内のレベルの話です。
試合とかに出てみると全く通用しない人もほとんど。
試合経験多い人とスクール内の練習・試合しかしてない人では、
テニスの強さが違います。
試合経験多い人はいろんな人と試合している分気持ちの面でも安定していますしね。
一方スクールだけだとコーチの配球なしだったり、
知らない人との試合になるとガチガチでうまく打てなくなることも。
テニスの技術では負けてなくても、
試合に強さという意味では上級者とは言えないかもしれません。
実際筆者のお客さんでもスクールだと上級クラスの中でも上手いレベルでも、
腕前別で下位の市民大会に出場しても1回線負けばかりなんて人もいます。
テニスプレイヤーとしての上級者と、試合の強さはまた別といった感じでしょうか。
強い上級者になるには試合慣れが大切!
テニス上級者には試合で勝てる気がしない!
と思うような強い上級者になるにはとにかく試合慣れ、試合を経験しましょう。
スクール内だけでなく市民大会や外部の草トーナメントなど
どんなテニスをするかわからない不特定多数の人と試合をすることが大切。
様々なタイプのテニスプレイヤーと試合をすることで
ショットの選択ができるようになったりラリーの展開の幅が広がります。
テニスの引き出しが増える、と言いましょうか。
引き出しが多く自由に使いこなせる人ほど「強い上級者」と言えると思います。
まとめ
この記事を読んでる方はテニスでより上を目指したい、やる気に満ちた方だと思います。
まずはテニスについて詳しく知ることが大切。
当ブログでは様々なテニス記事を書いています。
上級者へステップアップのお手伝いができればと思いますので、他の記事も参考にしてみてくださいね。