【テニスコーチが解説】ガットのテンションを高くして硬く張るメリット・デメリット

どうもーぬつですー
ボールが飛び過ぎてしまってアウトするからガットは硬く張っている・・・
そんな人も多いと思います。
 
しかし、ガットを硬く貼るのはメリットよりもデメリットの方が多いのをご存知ですか?
今回はガットのテンションが高い・硬く張るメリット・デメリットについてご紹介します。

ガットを硬く張るメリット

ボールの飛びが抑えられる

ガットを強く張るとガットがあまり動かず反発を抑えるので、
ボールの飛びを抑えることができます。
 
フルスイングでハードヒットしてもアウトしにくくなります。

しっかりとした打感・ハードな打ち心地になる

硬く張ることでガットがピーンと伸びるので、打感が硬くなります。
しっかりした打感が欲しいのであれば、テンションを高くして硬く張るのはおすすめです。

ガットを硬く張るデメリット

ボールのの伸びが良くない

ガットが動かず反発を抑えるので、ボールの伸びが悪くなります。
ショットを決めきれるだけの体力・筋力があれば問題ありませんが、
そうでなければいいコースに決めてもボールが伸びないので相手に拾われる可能性が高くなります。
 
常にフルスイングでラケットを振って、相手にショットを差し込めるだけの体力が必要です。

スピードが遅い・回転量が少ない

ガットを硬く張ることでボールが飛ばなくなるので、ボールのスピードが落ちます
また、ガットが動かないのでボールの回転量も減ります
 
硬く張った状態でスピード・回転量を出すにはそれなりのスイングスピードが必要になります。

振動でケガしやすい

硬くハードな、しっかりした打感があるということは、腕が受ける衝撃・振動も増えるということ。
ラケットから腕に伝わる振動は積み重なると手首や肘のケガ、テニス肘につながります。
筆者もガットを硬く張っている頃、テニス肘と手首のケガを経験しています。
(当時のテンションはポリエステルとナイロンのハイブリットで62ポンドくらい)

フレームがゆがむ

テンションを高くすると、ラケットのフレームにかかる力も強くなります。
強い力で張られた、引っ張られたガットの力は、ボールを打った時の衝撃と合わせて蓄積され、やがてラケットのフレームがゆがみ、変形します。
 
フレームがゆがんだ状態でラケットを使い続けると、ケガはもちろん、打ち方に変な癖がついてテニス上達の妨げになるので注意しましょう。

現在は緩めのガットが流行ってる!

錦織圭をはじめ、プロの間でも40ポンド前後の緩さでガットを張るのが流行っています。
強い体を持つプロがテンションを低くしているのに、一般プレイヤーがガットを硬く張るのは自分からケガしようとしてるようなものです。
ガットの素材にもよりますが、どんなに硬くてもガットのテンションは55ポンド前後までに抑えるのがオススメです。

筋力・スイングスピードに自信がなければガットは硬くしすぎない

ガットを硬くしても大丈夫な人は

  • 振動に負けない筋力がある
  • スイングスピードがめちゃくちゃ早い
  • 常にフルスイングを続けられるだけの体力がある 

ぶっちゃけプロレベルの人くらいです。
プロでもジョコビッチなどガットが硬めの選手で58〜60ポンドくらいです。
それ以上は硬すぎなので怪我のリスクも高くなります。
ボールの飛びを抑えたくて硬めに張っている人はほどほどにしてくださいね。