【テニス】ハイブリッド・フェデラー張りの特徴・どんな張り方か解説します【メリット・デメリット】

どうもーぬつですー

 

ハイブリッド・フェデラー張りという言葉は聞いたことあるけど、

実はあんまりよく知らない・・・・

なんて人もいるのではないでしょうか。

 

今回は元テニスコーチの筆者がハイブリッド・フェデラー張りについてできるだけわかりやすくまとめてみました。

ハイブリッド・フェデラー張りデビューしたい!おすすめガットが知りたい!

という人は参考にしてみてくださいね。

【2020年最新】元テニスコーチが試打しておすすめ!人気テニスラケットランキング!

目次

ハイブリッド・フェデラー張りってなに?特徴は?

ハイブリッドとは縦糸と横糸で種類の違うガットを張る、もしくは張りの強さを変える張り方のことを言います。

 

近年のガットの張り方の特徴として、

縦糸と横糸のテンションを変えることで、打球感とボールの飛びを調整するのが主流になってます。

縦横ポリエステルよりも、縦ポリエステル、横ナイロンの方が打感がやわらかくなり、ボールの飛びがよくなります。

 

ポリエステルガットのスピン性能、ショットスピードを活かしつつ、

半分をやわらかい素材のガットにすることで打感をマイルドになります。

縦横ポリエステルガット硬くて使いづらいという使用ハードルを下げることができます。

 

プロのトップランカーの7割以上がハイブリッドでガットを張っている、とも言われています。

ハイブリッドの基本の張り方・逆のフェデラー張り

縦と横のガットを素材を変えることで、

  • 縦糸=ストローク、回転量に影響
  • 横糸=ボレー、反発力に影響

すると言われてます。

 

縦糸にポリエステルガットを張っていれば横糸はどっちを張ってもスピン量に影響しないので、

コストを抑えたい人は横糸にナイロンガットを張るのがおすすめです。

 

ハイブリッドガットの基本の組み合わせが、

  • 縦糸=ポリエステルガット
  • 横糸=ナチュラル、もしくはナイロンガット

反発力のある縦糸を、横糸のマイルドな打感が抑えることでボールの飛びすぎを防げます。

また、縦横硬いガットではなく横糸をやわらかめにすることで打感をマイルドにすることができます。

 

張り方を逆にするとフェデラー張りという張り方になり、

  • 縦糸=ナチュラルもしくはナイロンガット
  • 横糸=ポリエステルガット

名前の通りフェデラーが使用し始めたことからこの名前がつきました。

主にフェデラー、ジョコビッチが使用してることで有名です。

 

フェデラー張りの方がボールの深さを出しやすく、タッチ系のショットが打ちやすいことから、

ストロークでガンガン攻める、ショットの威力重視というよりも、

スライスを多く使ったり、ネットを積極的に取ったりもする、

オールラウンダーな使い方をする人におすすめです。

単張りよりもかゆいところに手がとどくガットの張り方

ハイブリッド・フェデラー張りの最大の特徴は、

1種類のガットだと使いづらく感じる人に2種類のガットを組み合わせることで、

より良い使用感を提供してくれるところにあります。

 

縦横ポリエステルガットの単張りだと固すぎるからもう少しだけやわらかいほうがいい、

けど縦横ナイロンガットの単張りだとやわらかすぎる、という人でも、

縦ポリエステル横ナイロンにすることでポリエステルとナイロンの単張りの中間の使用感にすることができます。

 

いわばかゆいところに手がとどくガットの張り方、というわけですね。

【2020年最新】元テニスコーチおすすめ!人気ガットランキング15選【ポリエステル・ナイロン・ナチュラル】

ポリエステルガットを縦と横どっちに張るかで使用感が変わる

ポリエステルガットをどのように使うかを考えるとハイブリッドを張りやすいです。

 

縦にポリエステルガットを張れば、飛びをおさえられる、スピン量が多くなり、

横にポリエステルガットを張れば、スピン量よりもボールの飛距離を出しやすく、

タッチの感覚がよく、使いやすいセッティングにすることができます。

 

また、ポリエステルに負けない使用感、耐久力を整えるために

硬い素材のポリエステルに対してやわらかい素材のナイロン・ナチュラルは、

ポリエステルよりも太いゲージのガットを使うことが多いです。

 

素材の違い、ガットの太さ、張りの強さ、そしてどっちにポリエステルを張るかで、

使用感が変わる、ということを覚えておいてくださいね。

【2020年最新】おすすめポリエステルガットまとめ・ランキングTOP10!【メリット・デメリットもご紹介】

縦糸と横糸でテンションを変える

ハイブリッドで張るときは、ガットの種類を変えるだけでなくテンションも変えます。

縦糸よりも横糸を2〜3ポンド下げるのが一般的です。

例えば縦糸が52ポンドなら、横糸は50ポンドで張ります。

 

ガットの性能を最大限生かすためというのもありますが、縦糸よりも横糸のテンションを低くすることで、

素材の違う別々のガットを貼ることによるラケットの変形を防ぐのです 。

 

縦糸と横糸のメリットを最大限生かせるいいとこ取りの張り方ですが、

ガットが緩くなりやすいというデメリットもあります。

(張り替えのタイミングが早くなる)

 

多くの場合はナイロンかナチュラルが早めに切れるので、

張り替え頻度の早い人はそこまで気にしなくて大丈夫です。

【徹底解説】元テニスコーチがおすすめするガットのテンションの決め方まとめ

ナチュラルのかわりにナイロンを張る人も多い

ハイブリットは、縦糸の摩擦で横糸が切れやすく、

価格の高いナチュラルをしょっちゅう張るともったいない!という人も少なくないです。

 

なので打感が少し硬くなりますが、切れにくくするために横糸をナイロンガットで代用する人も多いです。

ガットの寿命が伸び、価格がかなり抑えられるので人気があります。

 

ナチュラルガットのほうがタッチの感覚、やわらかさはありますが、

消耗品として使うには一般プレーヤーにはお財布的に厳しいですよね。

 

近年ではナチュラルガットに限りなく近い、やわらかいナイロンガットも多く発売されており、

ナチュラルガットよりも値段は安め。

 

やわらかい打感が好きな人でもナイロンガットを代わりに使用している人も増えてきています。

【テニスコーチが解説】ナイロンガットの特徴・人気・おすすめまとめ!【万人向け】

ハイブリッド・フェデラー張りのガットの選び方

正直申し上げてパターン・組み合わせが多すぎてご紹介できません。。。

単張りよりもハイブリッド・フェデラー張りのほうが合うガットを見つけるのは大変。

ガットの組み合わせ次第で打ちやすいショットも、打感も変わるためです。

 

ですが、個別のガットで組み合わせずあらかじめセットになったガットなら、

ハイブリッド・フェデラー張りをするにしても選びやすいかなと。

(セットガットと言います。)

 

セットガットは縦横用のガットが半分ずつ入っているので、

パッケージ1つ買えばハイブリッド・フェデラー張りができます。

 

セットガットのパッケージ品は同じ長さのガットが2本(6m×2本)入っていて、

張るときに縦にポリエステルか、横にポリエステルかを指定すれば、

ハイブリッド・フェデラー張りどちらでも張れます。

(長さはメーカー・ガットに夜)

ハイブリッド・フェデラー張りでガットを張るメリット

  • 打球感・飛びを調整できる
  • スピンのかかりがよくなる
  • ポリエステルだけよりケガしにくい

ハイブリッド・フェデラー張りでガットを張るデメリット

  • セットガット以外だと単張りよりもやや割高なことが多い
  • ナイロンorナチュラルが早く切れる
  • ポリエステルガットが使えるならポリエステルガット単張りがおすすめ

縦にポリエステルガット・ハイブリッドはこんな人におすすめ

  • シングルスプレイヤー
  • スピン系ストローカー
  • ストロークの方が得意
  • 筋力・スイングスピードに自信がある人
  • 弾き感のある打感が好きな人
  • ガットに耐久力を求める人

横にポリエステルガット・フェデラー張りはこんな人におすすめ

  • ダブルスプレイヤー
  • フラット系ストローカー
  • ストロークもボレーもオールマイティに使いやすいガットがいい
  • ボールの乗り感、つかみのある打感が好きな人
  • 筋力・スイングスピードにやや自信がない人

ガットの特徴早見表!ハイブリッド・フェデラー張りと単張りの関係図

切れにくさ・耐久力

  1. ポリエステルガット
  2. ハイブリッド
  3. フェデラー張り
  4. ナイロンガット
  5. ナチュラルガット

スピン量・スピンのかかりやすさ

  1. ポリエステルガット
  2. ハイブリッド
  3. フェデラー張り
  4. ナイロンガット
  5. ナチュラルガット

ボールの飛び・ショットの深さ・スピードの出しやすさ

  1. ポリエステルガット
  2. フェデラー張り
  3. ハイブリッド
  4. ナイロンガット
  5. ナチュラルガット

タッチ・フィーリングの良さ

  1. ナチュラルガット
  2. ナイロンガット
  3. フェデラー張り
  4. ハイブリッド
  5. ポリエステルガット

プロテニスプレイヤーのハイブリッド・フェデラー張りの組み合わせまとめ

ハイブリッド・フェデラー張りに使うガットの種類、テンションの組み合わせは無限大。

ここではプロテニスプレイヤーでハイブリッド・フェデラー張りを使っている選手の

ガットの種類、テンションを張り方の一例としてご紹介します。

ノバク・ジョコビッチ ガットセット

  • 縦:babolat VSタッチ 130mm 59.5P
  • 横:ルキシロン アルパワー 125mm 59.5P

ロジャー・フェデラー ガットセット

  • 縦:ウィルソン natural 125mm 58P
  • 横:ルキシロン アルパワーラフ  mm 54P

マリン・チリッチ ガットセット

  • 縦:babolat VSナチュラル 130mm 55〜57P
  • 横:ルキシロン アルパワー 125mm 55〜57P

グリゴール・ディミトロフ ガットセット

  • 縦:ウィルソン natural17 55P
  • 横:ルキシロン 4G 17 53P

錦織圭 ガットセット

  • 縦:ウィルソン natural16 40 39 38P
  • 横:ルキシロン エレメント 17 38 37 36P

季節や天候によってテンションの組み合わせに3セットほどパターンがあると言われています。

ハイブリッド・フェデラー張りのおすすめセットガット

Babolat エクセル・プロハリケーンツアー

ガットの特徴
  • 素材:ポリエステル/ナイロン
  • タイプ:ホールド系
  • ゲージ:プロハリケーンツアー 1.25/エクセル 1.30mm
  • カラーリング:イエロー/ナチュラル
ガットの性能
  • 打球感:ややかため
  • ボールの飛び・反発力:やや飛ぶ
  • ショットスピード:3
  • スピンのかかり:4
  • 耐久力:2
【babolat】プロハリケーンツアー125 エクセル130 ハイブリットの評価・レビューまとめ【インプレ】

Babolat RPMブラスト・VSタッチ

ガットの特徴
  • タイプ:反発系
  • ゲージ:RPMブラスト 1.25mm/VSタッチ 1.30mm
  • カラーリング:ブラック/ナチュラル
ガットの性能
  • 打球感:普通
  • ボールの飛び:やや飛ぶ
  • ショットスピード:4
  • スピンのかかり:3
  • 耐久力:2

wilson kei’s coice premier Ⅳ

ウイルソン Wilson 硬式テニスガット KEI’S COICE PREMIER IV ケイズ チョイス プレミアム WR830060116
ガットの特徴
  • タイプ:反発系
  • ゲージ:ELEMENT 1.25mm/Wilson Natural 1.30mm
  • カラーリング:ブラック/ナチュラル
ガットの性能
  • 打球感:やわらかめ
  • ボールの飛び:やや飛ぶ
  • ショットスピード:4
  • スピンのかかり:2
  • 耐久力:2

錦織圭選手使用のセットガットです。

wilson CHAMPION’S CHOICE DUO

ガットの特徴
  • タイプ:反発系
  • ゲージ:アルパワーラフ 1.25mm/Wilson Natural 1.30mm
  • カラーリング:ブラック/ナチュラル
ガットの性能
  • 打球感:普通
  • ボールの飛び:やや飛ぶ
  • ショットスピード:4
  • スピンのかかり:3
  • 耐久力:2

ロジャー・フェデラー選手使用のセットガットです。

まとめ

以上、ハイブリッド・フェデラー張りについてのまとめ記事でした。

 

単張りからハイブリッド・フェデラー張りにすると「そうそう!こんな感じの打感がよかった!」

と感じる人がとても多いです。

より自分に合うガットのセッティングにすることで、テニスが一気に上達した人も。

 

打球感・ボールの飛び・フィーリングはラケット50%+ガット50%で決まるとも言われ、

ラケット選びと同じくらいガット選びも大切です。

 

単張りよりもハイブリッドの方が組み合わせ次第で打感、ショットの質が細かく変わります。

自分に合うガットの組み合わせを見つけるのは大変ですが、自分により合うセッティングが見つかるはずです。

 

まずはセットガットからハイブリッド・フェデラー張りを試してみてはどうでしょうか??