どうもーぬつですー
今回は2019 VCORE PRO 100の使用感インプレ・レビュー記事になります!
2019 VCORE PRO 100の特徴、各ショットの使用感、
おすすめのガット・セッティング、比較してほしいラケットをまとめました。
2019 VCORE PRO 100が気になっている方は参考にしてみてくださいね。
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2019 VCORE PRO 100のスペック
- フェイスサイズ:100インチ
- 重さ:300g
- バランス:320mm
- ストリングパターン:16/19
- おすすめレベル:初中級〜中上級
- 発売日:2019/09
2019 VCORE PRO 100の特徴・インプレまとめ
使用感
- 打感:やわらかめ
- ボールの飛び:やや強め
- スピンのかかり:やや強め
ラケットヘッドの抜けがいい厚ラケみたいな感覚
VCOREPRO100はジャンルとしては薄ラケになるのですが、
使用してる感覚は完全に厚ラケ。
ヘッドの抜けが良く、押し込むようにして打つと深く相手コートに差し込んでいけます。
飛びよし、打感はマイルド、けどフレームに剛性を感じる、
やや中厚寄りのラケットになっています。
素直にまっすぐ飛んでく打球感
2019年のVCOREPROシリーズはボールの乗る感覚が強くしなりが強いのが特徴。
VCOREPRO100もその感覚はあり、ボールが乗ってそのまままっすぐ飛んでいく素直さがあります。
100インチモデルなので97インチモデルよりもボールをひっかけやすい。
なのでボールを持ち上げやすくスピンのかかりもいいです。
ラケット面の感覚でショットコントロールができるのは薄ラケの特徴でもあります。
中厚と薄ラケのおいしいところをとったラケットになっています。
2018年モデルとそこまで変わらないかも
前作が2018年で1年と短いスパンでのモデルチェンジですが、
使用感に大きい変化はないです。
変わったポイントとしては
- 打感に薄ラケ独特の雑味がなくなってクリアになった
- ガツンと感が減ってグニャッと感が強調された
- ボールの持ちはそのままにやわらかさ、マイルドさが強調された
こんな感じですが、正直誤差のレベルです。
大きく変わったのはカラーリングだけなので、配色の好みで選ぶのもアリだと思います。
2019 VCORE PRO 100のいいところ・向いている人
- 中厚ラケのような飛びの良さ、打感のマイルド感
- 押してよし、引っ掛けてよし
- 飛びのいい薄ラケで、面の安定感もちゃんとある
2019 VCORE PRO 100の悪いところ・向いていない人
- ショットが軽い
- 打った時にやや空洞感を感じる
- 面の安定感を優先するなら97インチがおすすめ
ショット別に見る2019 VCORE PRO 100の特徴
ストローク
とにかくボールの乗り、つかみがいいです。
ググッと力が伝わって、ラケットがしなって戻って飛ばす感覚を感じます。
スイングした分だけ、早く振った分だけしなってスパン!と飛んでいきます。
97インチモデルよりも引っかかりを感じるのでスピンをかけやすいです。
エッグボール気味に先に引っ掛けて打ってもボールが暴れず収められました。
ただボックスの薄ラケらしくあまりボールは跳ねません。
メインは低い軌道のフラットドライブで差し込んでいく、
スピンは引っ掛け気味に打ってショートクロスを打つ時に使うといい感じ。
ただ、ショットが結構軽く、空洞感のある打感なので好みが分かれそう。
苦手が少なく万能だけど、威力にはかけるかなと。
ボレー
97インチモデルよりもラケットが飛ばしてくれるので、
弾いて攻めるようなボレー、合わせて守るようなボレーも打ちやすかったです。
スライスタッチよりもフラット気味に厚く当てるのがおすすめ。
面に安定感があって負けないし、ショットコントロールがしやすいので、
サーブアンドボレーをよく使う人にもおすすめです。
サーブ
サーブもストロークと同じように振った分だけスパン!飛んでいきます。
ただ97インチモデルと比較するとボールに重さがないので、
深く差し込んでいくように使うのがおすすめ。
スライスサーブは低くて曲がりがいいです。
97インチモデルよりは軽いので相手のラケットを弾くのは難しい感じ。
スピンサーブもちゃんと落ちて収まりますが、
あんまり高く跳ねないし、キックさせても曲がりはイマイチなので、
深く打ってノビで差し込んでいくイメージで使うのがおすすめ。
ただスピンサーブのノビは強くないので、スピンサーブよりもスライスサーブのほうが合ってると思います。
2019 VCORE PRO 100におすすめのガット
- 縦横ポリエステル(かため)
- 縦ポリエステル横ナイロンorナチュラルのハイブリッド
打感がマイルドかつフレームが結構ボールを飛ばすので、
硬めのガットで打感を強くし、弾き感を出すのがおすすめ。
ボールに重さも出るし、スピンのかかりもよくなります。
あんまりやわらかいガット、テンションを落とすのは非推奨。
打感がぼやけてショットコントロールがしにくくなります。
2019 VCORE PRO 100と比較してほしいラケット
YONEX 2019 VCOREPRO 97
- 100よりもがっしりとした打感
- ボールが飛ばず、非常に収まりがいい
- 100よりも面の安定感がある
wilson BLADE 98 V7.0 16×19
- 打球感、ボールのつかみが似ている
- ひっかかりがあるのでスピンのかかりがいい
- VCOREPROよりも面の安定感がある
YONEX 2019 REGNA 98
- VCOREPROよりもアシストが強く、ボールが飛ぶ
- ラケットで包むようなマイルドな打感、中厚ラケに近い
- VCOREPROよりもスピンのかかりがいい
その他の比較記事
2019 VCORE PRO 100の評価・レビューまとめ
以上、VCORE PRO 100のまとめ記事でした。
薄ラケなのに、打感が気持ちよく、振った分だけボールを飛ばしてくれるラケット。
ヘッドの抜けがよく、中厚ラケに近い感覚で使えます。
フラットドライブだとパワーが強すぎるので、
収まりが悪いなと感じたら97インチモデルがおすすめ。
球際にも強く合わせるショットも苦手じゃないので、
筋力、スイングスピード不足を感じてる人におすすめのラケットになっています!