どうもーぬつですー
今回はYONEX VCORE 98 2021の使用感インプレ・レビュー記事になります!
YONEX VCORE 98 2021の特徴、各ショットの使用感、
おすすめのガット・セッティング、比較してほしいラケットをまとめました。
YONEX VCORE 98 2021が気になっている方は参考にしてみてくださいね。
【HEAD】テニスラケットの特徴・選び方・おすすめまとめ!【評価・レビュー・インプレ】目次
YONEX VCORE 98 2021のスペック
- フェイスサイズ:98インチ
- 重さ:305g
- バランス:315mm
- ストリングパターン:16/19
- フレーム形状:ラウンド
- おすすめレベル:上級
- 発売日:2021/01
前作との比較・変更点
- スペック自体は前作と大きな変化はなし
- 飛びが強くなった
- 打感がやわらかくなった
- 打感の鋭角さがなくなった
- 乗り感が強くなった
スピンの使用感は前作とそこまで大きく変わらないですが、
収まる、落ちるスピンのかかりが良くなったように感じます。
全体的には打感のマイルドさ、乗り感が出たのが特徴的かなと。
ハードヒットしたときの打球感はん?というかんじですが、
ショット自体は気持ちよくいいショットがバシバシ打てました。
YONEX VCORE 98 2021の特徴・インプレまとめ
使用感
- 打感:かため
- ボールの飛び:やや飛ぶ
- スピンのかかり:やや強め
打感がマイルドに・引っ掛かりよりも乗り感が出た
一番の特徴的なモデルチェンジでもある打球感のマイルドさ。
このマイルドな打感が引っ掛かりよりも乗り感、面の上を転がしてスピンをかける使用感になっています。
打感に変化が出ていますが、スピンの軌道、使用感自体はそこまで大きく変化してないかなと。
ただスピンの落ち、収まりが良くなった印象はあります。
やわらかすぎず、硬すぎず、
飛びすぎず飛ばなすぎずとバランスが取れつつ、
スピンだけはものすごいかかる使用感になっています。
YONEX VCORE 98 2021のいいところ・向いている人
- ガンガン振ってもアウトミスしない安心感
- スピンの落ち、落差がすごく収まりがいい
- ハードヒットしても衝撃がこないマイルドさ
YONEX VCORE 98 2021の悪いところ・向いていない人
- フラットドライブだと落ちが強くて浅くなりやすいかも
- 打球音が微妙(鈍い音に好みがわかれそう)
- しっかり振れないとショットが軽くなる
- 楽に飛ばしてくれるラケットではない
ショット別に見るYONEX VCORE 98 2021の特徴
ストローク
中厚のラケットですが非常に安心感があるなと感じました。
前作よりも飛ぶようになりましたが、吹っ飛ぶ感覚はなく、
グッと乗っても飛ばしすぎず、スピンのかかりの良さでかなり深めに打っても収まってくれるんですよね。
打球感はずっしり鈍い音なんですが、音の割にかなり飛ぶ印象。
ハードヒットすると楽に軌道が上がってくれて、
アウトすることなく深いところで急激に落ちます。
前作が堅さで角のあるひっかかりでスピンをかけるのに対し、
今作はグッと乗って面を転がるようにスピンをかける感じがあります。
打ち比べると乗り感、打球感のやわらかさがかなり違います。
ただ100インチの後に使ったからか、中厚でも98インチらしいシビアさはあります。
飛ぶようになったといっても、芯を外すと飛んでくれませんし、
しっかり中心でミートできる人向けだと思います。
もうすこし使用ハードル低め、ラケットのアシストが欲しいなら
EZONE98のほうがあうかもしれません。
ボレー
ボレーも全体的に面に安定感があるのと、前作よりもパンチが出るなという印象。
厚く当ててもスライスタッチでも、深さが出しやすかったです。
球際は98インチらしい使用感。
100インチほど粘ってくれませんが、ボールタッチが苦手でなければ、
十分拾いやすく、粘ってボレーを拾っていけます。
当てただけでは楽に返してくれないので、
ラケットワークを理解している中上級~上級者向けのラケットだと思います。
サーブ
スライスサーブが抜群でした!
低く滑って曲がりも強く、伸びもあるので、ワイドに使うとかなりえぐいです(
スピンサーブもいいかんじですが、
メインで使うならVCORE100のほうがいいかなと。
跳ね具合が100のほうが強いですが、98でもスライスのアクセントに使うには十分。
フラットサーブは可もなく不可もなくといった感じ。
バランスが320mmだったら気持ちよくガツガツ打ち込んでいけただろうなぁと。
しかし315mmの割にはヘッドが走ってくれるので、スピードが出しにくいとは感じないと思います。
サーブは全体的にバランスよく使いやすいですが、
スピンとフラットサーブを中心に使うならVCORE100も選択肢に入れてみてもいいと思います。
YONEX VCORE 98 2021におすすめのガット
- 縦ポリエステル横ナイロンorナチュラルのハイブリッド
- 縦横ポリエステル
今流行りのグッと乗せる打感が特徴のやわらかい、
飛びの強いポリエステルととても合うと思います。
深さを出しやすくすることでストロークでガンガン差し込めるのに加え、
ラケット自体の飛びが強すぎないので強弱がつけやすくなるかなと。
サーブも走るようになるので、テンションを落としたり飛びの強いガットを使うなど、
全体的に飛ぶセッティングにするのがおすすめです。
YONEX VCORE 98 2021と比較してほしいラケット
HEAD G360+ ラジカル MP
- フェイスサイズ:98インチ
- 重さ:300g
- バランス:320mm
- ストリングパターン:16/19
- フレーム形状:ボックス
- おすすめレベル:中級~上級
- 発売日:2021/01
- VCOREよりもフラットドライブ向きのラケット
- 軌道を抑え目でフラットドライブのノビで差し込むならラジカル
- 軌道をあげてグリグリスピンの高いバウンドで差し込むならVCORE
YONEX EZONE 98
- フェイスサイズ:98インチ
- 重さ:305g
- バランス:315mm
- ストリングパターン:16×19
- フレーム形状:ラウンド
- おすすめレベル:中級〜上級
- 発売日:2020/01
- VCOREよりも飛びとノビが強い
- 自分で飛びを収められて差し込んでいくならEZONE
- 飛びとノビよりも収まりと跳ねならVCORE
HEAD G360+ EXTREME TOUR
- フェイスサイズ:98インチ
- 重さ:305g
- バランス:315mm
- ストリングパターン:16/19
- フレーム形状:ラウンド
- おすすめレベル:中上級〜上級?
- 発売日:2020/07/22
- VCOREよりも軌道が上がらずスピンの落ちが強いラケット
- 直線的な軌道から急激に落として跳ねさせるスピンならEXTREME
- 山なり軌道から落として跳ねさせるスピンならVCORE
YONEX VCORE 98 2021の評価・レビューまとめ
以上、YONEX VCORE 98 2021のまとめ記事でした。
前作より打感がよくなって使いやすくなったかなと。
前作の鋭角さのあるスピンのかかりもよかったですが、
叩いた時の打感の良さ、収まりの良さは今作のほうが上。
ただ個人的に今作はVCORE100が良すぎたと思ってます!
詳しくはVCORE100の記事でご紹介しますが、
98よりも100のほうがおすすめしたいので、あわせてチェックしてくださいね。