どうもーぬつですー
今回はVCORE PRO 97についてまとめました!
VCORE PRO 97が気になっている方は参考にしてみてくださいね。
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2019 VCORE PRO 97のスペック
- フェイスサイズ:97インチ
- 重さ:310g
- バランス:310mm
- ストリングパターン:16/19
- フレーム形状:ボックス
- おすすめレベル:中上級〜上級
- 発売日:2019/09
2019 VCORE PRO 97の特徴・インプレまとめ
使用感
- 打感:かため
- ボールの飛び:やや控えめ
- スピンのかかり:やや控えめ
思ってるよりもスパン!と飛んでいく
打感がはっきり感じられ、グッとつかんでしなってる感じもありますが、
中厚で打ってるかのようにスパン!とボールが飛んでいきます。
振ってる感覚は薄ラケなんだけど、当たってる感覚が中厚みたいな不思議な感覚。
ただスピンをかけると薄ラケらしい当たりでグリグリにはかかりません。
けど薄ラケにしてはかかる感じがするので、薄ラケ以上中厚未満といったかんじです。
2018年モデルからものすごいボールをつかむ、持つようになったのですが、
今回のモデルチェンジでもそれは健在で、よりやわらかさ、しなやかさが強調された感じがします。
やわらかいけどフレームに薄ラケらしい剛性は感じるので、面の安定感はしっかりあります。
打感がマイルドで叩くと気持ちがいい
ボールがよく乗ってる感じがするのですが、
薄ラケのガツン!と衝撃がくる感じがなく、かなりマイルド。
あんまりボックス形状のラケットに感じないです。
モデルチェンジで新しく搭載されたVDMという機能が衝撃を吸収して、
打感のマイルドさを出してるようです。
打つとグニャッとボールをつかんでフレーム全体でしなってスパン!と飛んでいく感じ。
フラットドライブでガツガツ叩くとすごい気持ちがいい。
結構クセになる打感をしています。
2018年モデルとそこまで変わらないかも
前作が2018年で1年と短いスパンでのモデルチェンジですが、
使用感に大きい変化はないです。
変わったポイントとしては
- 打感に薄ラケ独特の雑味がなくなってクリアになった
- ガツンと感が減ってグニャッと感が強調された
- ボールの持ちはそのままにやわらかさ、マイルドさが強調された
こんな感じですが、正直誤差のレベルです。
大きく変わったのはカラーリングだけなので、配色の好みで選ぶのもアリだと思います。
2019 VCORE PRO 97のいいところ・向いている人
- ボールの持ち、つかみが良い
- グッとつかんでしなってスパン!と打ち出す感じ
- 叩いてよし、コントロールしてよしのオールラウンダーなラケット
2019 VCORE PRO 97の悪いところ・向いていない人
- スピンのかかりは良くない
- 薄ラケでガツン!と叩いてる感じはしない
ショット別に見る2019 VCORE PRO 97の特徴
ストローク
とにかくボールの乗り、つかみがいいです。
ググッと力が伝わって、ラケットがしなって戻って飛ばす感覚を感じます。
スイングした分だけ、早く振った分だけしなってスパン!と飛んでいきます。
ショットの飛び、ノビはひかえめですが、重さがあります。
つかみがいいし、薄ラケにしてはやわらかめでマイルドな打感ですが、
引っかかる感じはなくグリグリスピンには合わないと思います。
点で引っ掛けるというよりラケット面に乗ってる、という感覚が強いので、
フラットドライブで重いショットを打つのがおすすめのラケットです。
ボレー
ボレーは薄ラケらしい飛び。
アシスト感がなく全然飛びません。
VCOREPROはラケットを振ってる分しなってボールを飛ばしてる感じがするので、
合わせるようなボレーは全然飛びません。
ローボレーはしっかり体重移動、ハーフボレーはしっかり押さないとつらいです。
ショットコントロールはしやすいですが、深さを出すのが辛い。
パンチも弱めですね。
ボレー展開はあまり得意としなさそうなので、
シングルスプレイヤー向きのラケットだと思います。
サーブ
サーブもストロークと同じように振った分だけスパン!飛んでいきます。
あんまりノビはないので差し込んでいくのは難しいですが、サーブに重さがあります。
リターンで受けるとずっしり重さがあって結構ラケットが弾かれます。
あとスライスサーブが低く曲がるので非常に持ち上げにくい。
しかも重さがあるので結構打ち損ないました。
スピンサーブは全然跳ねないし飛ばないので結構ネットしました。
キック気味に打っても相手の打ちごろになって見事にたたかれましたので、
おすすめはできないです。。。
2019 VCORE PRO 97におすすめのガット
- 縦横ポリエステル(やわらかめ)
- 縦ポリエステル横ナイロンorナチュラルのハイブリッド
打感はマイルドですがフレームに硬さは感じるので、
あんまり硬いセッティングだとしんどいかも。
硬いガットだと弾き感が出てせっかくのしなりが活かせないので、
やわらかめのポリエステル、ハイブリッドでつかみとしなりを活かすのがおすすめ。
テンションもやや低めで42〜45ポンドくらいがいいと思います。
2019 VCORE PRO 97と比較してほしいラケット
Babolat ピュアストライク2020 98 18×20
- VCOREPROよりもあっさりとした弾き感
- 打感のタイプは真逆
- VCOREPROよりも軌道が上がる
wilson BLADE 98 V7.0 18×20
- 打球感、ボールのつかみが似ている
- ひっかかりがあるのでスピンのかかりがいい
- VCOREPROよりも全体的に楽に飛ばせる
DUNLOP CX200
- VCOREPROよりもかたさを感じる
- 点でとらえるようなはっきりした打感
- マイルドさはなくたたくとガツンとくる
その他の比較記事
2019 VCORE PRO 97の評価・レビューまとめ
以上、VCORE PRO 97のまとめ記事でした。
薄ラケなのに、打感が気持ちよく、振った分だけボールを飛ばしてくれるラケット。
逆に振らないで合わせにいくような、守備的な使い方は苦手。
ガンガンラケットを振って厚くたたく、
ゴリゴリのシングルスプレイヤーにおすすめのラケットになっています!