どうもーぬつですー
今回はHEAD グラビティ TOURの使用感インプレ・レビュー記事になります!
グラビティ TOURの特徴、各ショットの使用感、
おすすめのガット・セッティング、比較してほしいラケットをまとめました。
グラビティ TOURが気になっている方は参考にしてみてくださいね。
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グラビティ TOURのスペック
- フェイスサイズ:100インチ
- 重さ:305g
- バランス:320mm
- ストリングパターン:18/20
- おすすめレベル:中級〜上級
- 発売日:2019/07
グラビティ TOURの特徴・インプレまとめ
使用感
- 打感:ややかため
- ボールの飛び:やや強め
- スピンのかかり:普通
カラーリングが2色、グリップも2種類
グラビティは片面がエメラルドブルー、もう片面がレッドのハイブリッドカラーが特徴のラケット。
他のラケットと違ってちょっと奇抜なカラーリング。
フェイスは大きく丸っこいのも、HEADのラケットとしては新しいタイプ。
グリップも原稿HEADの丸型と、昔のHEADの扁平グリップの2種類が選べるようになってます。
100インチ 18/20の珍しいモデル
目が細かいのにフェイスサイズが100インチというちょっと珍しいモデル。
18/20でもしんどさを感じさせず、持ち上げやすい。
ハードな打感がほしいけど、18/20はちょっと難しい・・・
と思う人におすすめ。
目が細かいラケットなのにスピンのかかりもよく、ラケットアシストが強いので、
ガツガツたたいて打ち合えますよ。
厚く当てた方が良さが出るので、グリグリよりもフラットドライブ向けのラケットになっています。
MPよりも弾く感覚が強い
グラビティMPはやわらかさとボールの乗る感覚が強いラケットですが、
TOURは面が弾く感覚が強くなっています。
厚く当てるとガツン!と硬質感を感じ、タッチ系で合わせるとやわらかさを感じます。
スピンをかけると引っかかりを感じるので18/20にしてはスピンがかかるし、持ち上がります。
薄ラケらしい硬質な打感がありつつも、ラケットのパワーでボールを飛ばしてくれるので、
速いラリー展開で打ち合う人におすすめ。
フェイスが大きくても目の細かさが安定感を出してくれるのも高ポイント。
グラビティ TOURのいいところ・向いている人
- 目が細かいので安定感、弾き感がある
- 18/20とは思えないやわらかさ、スピンのかかり
- 速い展開でガツガツたたいて打ち合う人におすすめ
グラビティ TOURの悪いところ・向いていない人
- 潰してる感覚はうすい
- ショットがやや軽い
- 収まりを重視する人には合わないかも?
ショット別に見るグラビティ TOURの特徴・使用感
ストローク
薄いフレームなのに厚ラケで打ってるような飛びの良さが特徴。
持ち上げやすく、面に乗ってる感覚が強いので、下から上の動き強めでスピンをかけるとストン、と落ちます。
MPよりも収まりが良くフラットドライブでたたくのが気持ちいい。
ラケットアシストの強さはそのままに、18/20と目が細かくなったことで打球感がはっきりしています。
MPほどボールが乗らないのでやわらかさはそこまで強く感じませんが、
弾きが強くなったことで速いテンポで返球できます。
バウンド後のノビもとても良くて、
前で捉えて速いタイミングで展開するプレイスタイルの人におすすめ。
面が負けないので安定感もあり、持ち上げてよし、たたいてよしと、
とても使いやすいラケットになっています。
ボレー
やわらかいタッチで乗る感覚があるので、非常にボレーが打ちやすいです。
フラットでたたいても、スライスタッチで押さえ込んでも思う通りに飛んでくれます。
弾き感が強くなったのでタッチ系はもちろん、弾いて飛ばす人にも使いやすくなっています。
パワーのあるラケットで、合わせるだけボールが飛ぶので球際も強いです。
サーブ
スピンサーブがとても打ちやすい!
グニャッと曲がってグイン!とノビる、バウンドも高いので、キックさせるとがっつり食い込ませることができます。
スライスサーブは曲がり強めに打つと相手を追い出すことができるので、
回転系のサーブがかなり強いラケットです。
MPよりもフラットサーブはうちやすく感じました。
MPよりもバランスが5mm手元寄りで10g重いので、力が入ってパワーが伝わる感じがありますし、
MPと同様にラケットアシストを強く感じるので、軽めに打ってもスパン!と飛んでいきます。
近いスペックの他のラケットに比べるとややサーブが軽い印象。
しかしバウンド後のノビがものすごいので、あまり気にならないと思います。
弾くというより差し込む使い方がおすすめ。
グラビティ TOURにおすすめのガット
- 横ポリエステル縦ナイロンorナチュラルのフェデラー張り
- 縦横ナイロン
ラケットアシストが強く目が細かいので、
マイルドめのセッティングにしてボールの乗り感を強くしてあげると、
ショットコントロールがしやすくなります。
縦横ポリエステルにするなら、4Gやエレメントなど、
マイルド系がおすすめ。
硬いセッティングだと弾きが強く、引っかからずにただ飛んでくだけで、
打感があまりよろしくないかも。
グラビティ TOURと比較してほしいラケット
Babolat ピュアストライク 2020 100
- グラビティよりも弾く感覚がある
- ピュアストライクのほうがあっさりした打球感
- 収まりが良くフラットドライブでたたくならピュアストライクがおすすめ
wilson BLADE 98 V7.0 16×19
- グラビティよりも飛ばない
- 持ち上げやすく、ショットコントロールしやすい
- 収まりの良さと安定感はBLEDEのほうがおすすめ
YONEX 2019 VCOREPRO 97
- グラビティよりも強いしなり感
- グラビティよりも乗りを感じるハードな打感、収まりがいい
- ガツンとたたいて飛ばすならVCOREPRO
グラビティ TOURの評価・レビューまとめ
以上、グラビティ TOURのまとめ記事でした。
薄ラケなのに使いやすく、それでいて薄ラケの良さが残ってるとてもいいラケットだと思います。
打感がはっきりしているのに、やわらかさとパワーがあって楽に飛ばしてくれる、
かす引っかかってスピンもかけられる、オールラウンダーなラケットになっています。
たたいてよし、合わせてよしなので、シングルスプレイヤーに特におすすめです!